SEから未経験職種へ!転職活動の進め方ガイド

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SEから未経験職種への転職をしたいけど、何から始めればいいのかわからず、最低限、、、、

SEから未経験職種を目指す転職は、その職種への知識や必要なスキルなど、情報の少なさから何から始めればいいのか分からず、不安な人も多いのではないでしょうか?

その不安、僕も痛いほどわかります。

ちぇる
ちぇる

僕は、
・元新卒未経験でのSE
・在職中の転職活動は全て不発
・転職先が見つからないまま退職
・アルバイトをしながら転職活動を実施
・累計300社以上の求人に応募
・SEから未経験職種へキャリアチェンジを経験

という精神的な辛い過去を経験しています(汗)

この実体験をもとに、この記事では「SEから未経験職種へキャリアチェンジするための転職活動の進め方」を、段階ごとに丁寧に解説。準備段階、自己分析、書類作成、求人の探し方、面接、内定後の注意点までを網羅します。

リアルな体験と失敗談も交えながら、理想の転職を実現するための具体的なステップをお伝えします。

転職活動を始める前に知っておくべきこと

SEから未経験職種への転職は、新たなフィールドへの挑戦の大きな一歩です。

成功するためには、現状の不満など感情だけで動くのではなく、転職に必要な期間や活動を始めるタイミングなどをあらかじめ把握しておく必要があります。

ここでは、転職活動を始める前に押さえておきたい基本情報を整理します。

転職活動に必要な期間は3〜6ヶ月程度

SEに限ったことではありませんが、未経験職種への転職では採用ハードルが高まることもあるため、同職種への転職よりもやや長期化する傾向があります。

そのため、「いつまでに転職したいのか」「どれだけの時間を確保できるのか」を明確にし、逆算してスケジュールを立て、取り組んでいくことが重要です。

それによって、今自分がやるべきことが明確になり、短期間で転職を成功させることができるでしょう。

以前、SEとして働きながら転職活動をしていた僕は、仕事から帰った夜9時以降や休日の時間を利用して、書類作成や面接準備をしていました。

退職するまでの4ヶ月弱くらいで、数社は最終面接までいくことができました。

在職中に転職活動を進めるメリット・デメリット

転職活動をする際、多くの人が悩むのが「在職中に動くべきか、退職後に本腰を入れるべきか」という点です。

在職中の転職活動にはメリットとデメリットがありますが、基本的には在職しながら転職活動を行うようにしましょう。

ここでは、そのメリットとデメリットを、僕なりの経験を踏まえて紹介します。

メリット

在職中に転職活動を進める最大のメリットは、金銭的・精神的安心感がある中で次のキャリアをさがせるという点です。

現職で安定した収入があるという金銭的な余裕や、「志望する企業との縁に恵まれなくても、とりあえずは今の会社で働いていられる」という安心感があれば、落ち着いて各企業と向き合い、飾らない自分を面接官に伝えることができます。

さらに、今の会社に待遇面での不満があったとしても、転職活動を通して他社と比較することができるので、今の会社からの評価は市場平均より高いのか低いのか知ることができます。

そのため、転職活動を通して得た情報をもとに、今の会社に残る選択をすることも可能です。

デメリット

在職中に転職活動を進める際の最大のデメリットは、時間と体力の確保が難しいという点です。

SEは納期やトラブル対応などで突発的な残業が発生しやすく、自己分析や書類作成、企業研究に割ける時間が限られます。そのため、準備不足のまま臨む面接でうまくアピールできないということがあり得ます。

さらに、面接のスケジュール調整にも苦労します。平日日中の面接が多いため、有給の取得やリモートワークでの調整が必要ですが、業務上有給が取りづらかったり、会社の規定によりテレワークができなかったりすることがあるでしょう。

また、頻繁な休暇取得やテレワーク申請は職場で不審に思われるリスクもあります。

僕自身も、突発的なシステムの障害対応で、数時間後に控えた面接をリスケしてもらうことがあったり、リモートワーク時の休憩時間をまるまる面接にあてざるを得なかったりと、面接時間の確保には苦戦しました。

退職後に転職活動を進めるメリット・デメリット

僕の経験上、退職してから転職活動をするのはオススメできません。

しかし、様々な事情から「いったん退職して転職活動に集中する」という選択を取る人も少なくないと思います。

基本的には、在職中に転職活動をしてほしいですが、ここでは退職後に転職活動を進めるメリット・デメリットを解説します。

メリット

退職後に転職活動へ集中できる最大のメリットは、時間的余裕です。

未経験職種への転職ではとくに、業界・職種への理解や自己分析の精度が内定の鍵となります。

自己分析や企業分析に時間をかけて、万全の状態で臨むことができるのは、とても大きなメリットとなります。

デメリット

退職してから転職活動を進めるデメリットは、お金がなくなっていくという不安と焦りからくる、精神的な負担があることです。

はな
はな

ちぇるって、転職先が決まっていない中で、退職をした経験があるんだよね?

ちぇる
ちぇる

うん!

今振り返ると、この期間は常に金銭的な問題に悩まされていて、正直その期間は生きた心地がしないくらい辛かったよ(笑)

今勤めている会社での業務や人間関係がどうにも辛く、心が壊れてしまいそうな状況なら、真っ先にその会社をやめた方がいいこともありますが。

そのような状況ではない限りは、改めてお伝えしますが、転職先が決まっていないのに退職をして、無職の状態で転職活動するのは絶対にオススメしません。

自己分析のポイントと作り方

SEから未経験職種へ転職する場合、自分の価値観やスキルの棚卸しは避けて通れません。

これまでのキャリアで培った経験のうち、他職種にも通用する強みを言語化することで、自己PRや志望動機の説得力が大きく変わってきます。

ここからは、転職活動を進めるうえで明確にしておくべき自己分析のポイントや、未経験転職ならではのPR作成方法について解説します。

自己分析で明らかにすべき3つのポイント

未経験職種への転職を目指すうえで、自己分析によって最低限明確にしておきたいのが以下の3つです。

  • 転職理由

今の職場やSEという職種に対して不満や限界を感じている点を明確にしましょう。そうすることで、興味のある職種の中でもどの企業が自分の求めている環境に近いのか、判断がつきやすくなるだけでなく、面接で説得力のある回答ができるようになります。

  • 自分の強み/弱み

異業種への転職でも、SEで得た論理的思考力や課題解決力、ITリテラシーなどは大きなアピール材料になります。苦手な作業や性格的に合わなかった業務がある場合は、その苦手を補うために強みを発揮して業務を行なっている旨を伝えられるようにしておくと良いでしょう。

  • キャリアプラン

転職はゴールではなくスタートなので、入社後にどのような成長や働き方、自己実現をしていきたいのかを明確にする必要があります。たとえば「営業職として数年経験を積んだ後にマーケティングに進みたい」といった具体的な展望があれば、面接官に入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなり、評価につながる可能性があります。

これら3つを自己分析によって言語化しておくことで転職活動の軸が定まるので、応募先企業の面接にも自信を持って臨むことができます。

未経験転職における自己PR

未経験職種への転職では、経験不足を補うために「過去の経験をどう活かせるか」を伝えることが自己PRでは重要になります。

SEとしての経験が直接的に一致しなくても、論理的思考力や課題解決力、コミュニケーション力といったどの職種でも活かせるスキルは、未経験職種の企業でも高く評価される要素です。

自己PRでは、再現性のある強みを具体的なエピソードとともに伝え、職種が変わっても価値を発揮できることを伝えるようにしましょう。さらに、未経験職種に挑戦する理由や、学習中のスキル・資格なども含めて熱意を補足することで、ポテンシャルのある人材としてアピールできます。

履歴書・職務経歴書の書き方

未経験職種への転職では、書類の作成には力を入れましょう。

特に履歴書と職務経歴書は、限られた情報の中で自分の強みや転職理由を伝え、直接伝えるための面接という機会をもらうための重要なツールです。

ここでは履歴書や職務経歴書において、志望職種が未経験であることを不利にしないポイントを解説します。

SEとしての経歴を活かしつつ、転職後の意欲や準備していることを盛り込むことで、ポテンシャルを評価されやすくなります。このパートでは、履歴書と職務経歴書のそれぞれで意識すべきポイントや、未経験であることを不利にしない工夫について解説していきます。

履歴書で重視すべきポイント

重視すべきポイントは、「未経験職種での活かし方」と「ビジネスマナー」です。

実務経験がない分、「なぜその職種に挑戦するのか」「これまでの経験がどう活かせるのか」を論理的に伝える必要があります。

SEとしての経歴があるだけでは評価対象にはならないので、「なぜ異業種に挑戦するのか」「なぜその仕事を選んだのか」を具体的に書くようにしましょう。

志望動機欄には、業界や職種を選んだ背景に加え、今後のキャリアビジョンについても軽く言及すると説得力が増します。

また、基本的な項目(学歴・職歴・資格など)は、形式に沿って正確かつ丁寧に記載しましょう。情報の網羅性など、書き方一つで、誠実さやビジネスマナーも判断されます。

職務経歴書に「未経験」をどう書くか

経験がないことは素直に伝えた上で、下記の2点を意識するようにしましょう。

  • 持っているスキルと希望職種との共通点を探して、提供価値を伝える
  • 希望職種に必要な経験を身につけるまでの意欲や努力、熱意を伝える

たとえば、プロジェクト管理やクライアント対応、業務効率化の工夫など、他職種にも通用する経験をピックアップして記載します。そのうえで、未経験職種に対する学習意欲や準備してきたこと(資格取得や独学の内容など)、入社後のキャッチアップの方法を具体的に盛り込むと、意欲の高さを伝えやすくなります。

今までの実績やスキルを活用して、今後どう貢献できるかを伝えることで、採用担当者はあなたが入社した後の活躍をイメージしやすくなります。

求人の探し方と応募のコツ

未経験職種への転職では、どの求人に応募するか、SEとしての経験をどう活かすかを考えながら、戦略的に進めていきましょう。

ここでは、求人の探し方や応募時に意識すべきポイントを紹介します。

SEから転職しやすい未経験職種は?

SEから未経験職種への転職では、IT業界の知識や論理的思考力を活かせる仕事が狙い目です。

特に「Webマーケター」「社内SE(情報システム担当)」「ITコンサルタント」「Webディレクター」などは、実務経験がなくてもSEとしての経験が評価されやすい職種です。

また、コミュニケーション力やプロジェクト管理経験があれば、業務改善系のバックオフィス職なども視野に入ります。エンジニアから現場を離れたい人にとっては、比較的スムーズに転職しやすい選択肢となるでしょう。

転職サイトとエージェントを利用すべし!違いとは?

大きな違いは、転職活動の進め方とサポート体制です。

  • 転職サイト

自分のペースで求人を検索・応募できるのが特徴である一方、応募企業とのやり取りや、書類作成などは自分一人で行わないといけません。

  • 転職エージェント

担当のキャリアアドバイザーがついて、様々なサポートを受けながら転職活動を行なっていきます。
オススメの企業の紹介や、面接対策、企業とのやり取りなど、転職希望者が不慣れな部分をサポートやアドバイスをしてくれたり、代理で行ったりしてくれます。

自分にはどちらが合っているかは、自分自身の転職スタイルや状況次第です。ただ、様々な企業が提供してくれている同様のサービスは無料で利用できるので、両方使用し、自分に合っていると感じた方を使うのが良いでしょう。

応募前に確認すべき求人情報のチェックポイント

応募する前に、残業時間・離職率・社内体制・教育制度・キャリアパスなどは確認するようにしましょう。

転職活動では、応募先企業の情報を十分に確認せずに進めてしまうと、入社後に想像していた環境と違うことに気づいたり、想像以上に激務だったりと後悔する可能性があります。

とくにSEから未経験職種へ転職する場合は、業務内容や働き方が大きく変わるため、求人票や企業情報を細かくチェックすることが重要です。

口コミサイトや転職エージェントのアドバイザーからの情報も活用し、1つでも多くの求人を見ていくことで見極める視点を持てるようになるでしょう。

内定後の流れと注意点

転職活動のゴールは内定ではなく、入社して新しい環境でキャリアを築いていくことです。

労働条件の確認、内定承諾の返答、現在の会社との退職交渉など、内定後の動きによってはスムーズな入社ができないケースもあります。

ここでは、内定後にやるべきことや注意すべきポイントについて解説します。

入社前に確認すべき労働条件

SEは、自分の担当機能の開発や運用保守を黙々と進めていくことも多いですが、日々密にコミュニケーションが求められる職種も多く存在します。

SEから未経験職種へ転職する場合、働き方や業界の常識などが大きく変わることもあるので、日々の業務に直結するような下記のような条件面は改めて確認しておきましょう。

  • 給与(希望の範囲内、認識を合わせた通りの額か)
  • 勤務時間
  • 雇用形態
  • テレワークの可否や頻度
  • 残業の有無や手当て
  • 休日制度
  • 勤務地
  • 転勤の有無

内定承諾から入社までの手続き

内定承諾後は、入社に向けた事務手続きを速やかに進める必要があります。
最近では、内定通知書や雇用契約書の締結などを、Web上で完結する企業も増えてきています。
そのため、メールやチャットを見逃すことのないように注意しましょう。

以下が一般的な流れです。

  1. 内定通知書・雇用契約書の確認(電子契約または郵送)
  2. 契約内容に納得したうえで、期限内に承諾
  3. 入社日の最終確認と必要書類の確認
  4. 健康診断や入社前課題の対応(企業によって異なる)
  5. 住民票や年金手帳、マイナンバーの準備・提出
  6. 入社時の持ち物や当日のスケジュール確認

スムーズに入社日を迎えるためにも、必要書類の準備や不明点は早めに問い合わせておくことが大切です。

現職の退職交渉と円満退社のコツ

現職を円満に退職するには、適切なタイミングでの意思表示と、誠実な対応を心がけるようにしましょう。

退職の意向は、会社の規定に記載されていることが多いですが、遅くとも退職希望日の1〜2か月前には直属の上司に伝えるのが一般的です。

引き止めにあった場合でも、感情的にならず、転職理由や今後のキャリアを冷静に説明することが重要です。

退職までの間は業務の引き継ぎ資料を作成し、後任への引き継ぎを丁寧に行うことで、会社や同僚との関係を保ちやすくなります。

また、取引のあったクライアントへの挨拶連絡も忘れずに行いましょう。

有給休暇の消化についても、事前に相談すればスムーズに調整できることが多いため、早めに申し出るとよいでしょう。

立つ鳥跡を濁さず、という姿勢が転職後の信頼にもつながります。

SEから未経験職種への転職は準備と戦略がカギ

未経験職種への転職だからこそ、自己分析によって自分の考えやスキルを明確にした上で、求める仕事との共通点や活かせるスキルを見つけていくことが大切です。

その上で、自分のスキルと志望する職種で求められるスキルの共通点を見つけられたら、そこを起点に企業を探したり面接でアピールしたりすることができます。

慣れない転職活動や未経験職種に対して不安がある場合は、転職サイトや転職エージェントを活用しましょう。

この記事で紹介したポイントを意識して、納得のいく転職活動にしていきましょう!

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