SE向け転職サイト比較｜目的別おすすめサービスを徹底解説！

「SEとして転職を考えているけど、どの転職サイトを使えばいいのか分からない」
このような悩みを抱えていませんか？

SEの転職市場は活発で魅力的な求人も多い反面、情報が多すぎて迷ってしまう人も少なくありません。転職サイト選びを間違えると、せっかくのチャンスを逃してしまうことも。

この記事では、元SEの僕が実際に使った転職サイトやその他類似サービスを比較しながら、目的別・特徴別におすすめサービスを紹介します。実体験に基づいたリアルな情報も解説するので、自分に合った転職サイトを見つける参考にしてください。

SEの転職活動に転職エージェントは必須なのか？

SEとして転職を考えたとき、まず悩むのが「どのサービスを使えばいいのか？」という点ではないでしょうか。

特に「転職エージェント」と「転職サイト」の違いが分からないまま進めてしまうと、非効率な活動になってしまうこともあります。

実際、転職活動の成功率を高めたり希望通りの転職を実現したい場合は、転職エージェントの活用はほぼ必須といっても過言ではありません。

ここでは、「転職エージェント」と「転職サイト」の特徴を整理しながら、SEにとってなぜエージェントの活用が欠かせないのかを解説していきます。

エージェントとサイトの違い

転職活動で使われる「転職サイト」と「転職エージェント」は、似ているようで役割が異なります。
それぞれの特徴を理解しておくと、自分に合った使い方ができるようになります。

転職サイトとは？

転職サイトは、求人を検索して自分で応募できるサービスです。
時間やタイミングを自由に調整しながら進められるため、自分のペースで転職活動をしたい人に向いています。

転職エージェントとは？

一方、転職エージェントは担当者がついて、求人の紹介から応募書類の添削、面接対策までを一貫してサポートしてくれるサービスです。

このように、両者にはそれぞれの強みがあります。

なぜSEにとってエージェントが重要なのか

SEの転職において、転職エージェントが重要とされる理由は、単に求人を紹介してくれるからではありません。

IT業界やエンジニア職に精通したアドバイザーが在籍していることにより、スキルやキャリアの棚卸し、希望条件の整理、非公開求人の提案など、個別最適化されたサポートを受けられる点が最大のメリットです。

特に、SE職では「スキルは通用するのか」「年収はどうなるか」「キャリアアップとして正しい選択なのか」など、不安要素も多くあります。こうした悩みに対して、転職市場の動向や企業内部のリアルな情報まで提供してもらえることで、より納得感のある意思決定ができるようになります。

自分に合った企業や職場環境を見極めるためにも、情報の質と量が豊富なエージェントの活用は、SEの転職活動において非常に価値が高いのです。

【比較一覧】SE向け転職サイトおすすめ5選

エージェント名	対象者	公開求人数 の目安	得意な領域	特徴／ サポート内容	拠点
レバテックキャリア	経験者メイン	約10,000件	ITエンジニア／Web業界	キャリアアドバイザー全員がIT出身／マッチ度重視	東京・大阪など
リクルートエージェント	幅広い層（経験不問）	約30万件（非公開含む）	全業種対応	圧倒的な求人数／転職支援ツールも充実	全国対応
マイナビITエージェント	20〜30代中心	約1.5万件	IT・Web業界全般	丁寧な面談＆マッチング／若手向けに強み	首都圏中心
doda	経験者メイン	約10万件	IT・メーカー・営業	エージェント＋サイト併用可／提案力に強み	全国対応
Geekly	経験者メイン	約1.2万件	Web・ゲーム・IT特化	スピード重視／年収UP提案も可	首都圏中心

各サービスの特徴・強みを徹底解説

転職エージェントと一口に言っても、サービスごとに得意な領域やサポート体制はさまざまです。

ここからは、IT・Web系の転職に強いエージェント6社を厳選し、それぞれの特徴やサポート内容、どんな人に向いているかを解説します。

「たくさんありすぎて迷ってしまう…」という方は、自分の経験値や希望条件に合ったサービスがどれなのか、チェックしてみてください。

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化した転職エージェントで、特にエンジニアやSEからの支持が高いサービスです。

アドバイザー自身も業界経験があるケースが多く、現場の実情をふまえたリアルなアドバイスがもらえるのが特徴です。

また、扱う求人の多くは 年収アップやスキル向上が期待できるキャリア志向型のものが中心で、受託開発から自社開発企業へのステップアップにも強みがあります。

登録後は、スキルやキャリアの棚卸しを丁寧に行い、企業ごとに合わせた書類添削や面接対策も提供してくれるため、内定率の高さにも定評があります。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、転職支援実績・求人数ともに国内トップクラスの転職エージェントです。IT・Web系に特化したサービスではありませんが、SEやエンジニア向けの求人も非常に多く、経験者・未経験者問わず幅広く対応してくれるのが特徴です。

担当キャリアアドバイザーとの面談では、これまでのスキルの棚卸しから希望条件の整理まで丁寧にサポートしてもらえます。

非公開求人が圧倒的に多いため、「今より年収を上げたい」「成長企業に移りたい」と考えている方にもおすすめです。

マイナビIT AGENT

マイナビIT AGENTは、大手人材企業マイナビが運営するIT・Web業界に特化した転職エージェントです。

特に20〜30代の若手エンジニアや、第二新卒・未経験からのキャリアチェンジを考える層に対して強みがあります。キャリアアドバイザーは、IT業界出身の担当者が多く、専門性のあるアドバイスが受けられるのが魅力です。

応募書類の添削や面接対策もしっかりしており、初めての転職でも安心してサポートを受けられます。

doda（デューダ）

dodaは、パーソルキャリアが運営する業界最大級の転職支援サービスで、SEを含むITエンジニア職種の求人も非常に豊富です。

転職サイトとエージェントサービスのハイブリッド型で運用されており、自分で求人を探すことも、エージェントに相談することもできます。

IT専任のキャリアアドバイザーによるサポートの質も高く、特に非公開求人や年収アップを狙った交渉に強いのが特徴です。また、企業側からのスカウトも活発に届くため、思わぬ好条件の提案に出会えるチャンスもあります。

Geekly（ギークリー）

Geekly（ギークリー）は、IT・Web・ゲーム業界専門の転職エージェントで、SEやエンジニア職に特化した求人を多く扱っています。特に自社開発企業やスタートアップ、Web系企業の案件に強みがあります。

キャリアアドバイザーは業界知識が豊富で、企業の技術スタックや開発体制まで把握しているため、スキルと希望にマッチした提案が可能です。

また、書類添削や面接対策も丁寧で、初めての転職でも安心して進められるサポート体制が整っています。

自分に合った転職エージェントの選び方

数ある転職エージェントの中から、自分に合ったサービスを選ぶことは、転職成功のカギを握ります。

とはいえ、「どれが自分に合っているのか分からない…」と感じる方も多いはず。

ここでは、あなたの状況や目的別におすすめのエージェントを整理しました。

「経験者としてキャリアアップしたい人」
「未経験から挑戦したい人」
「スピード感をもって転職を進めたい人」
など、自分の立場に近い軸でチェックしてみてください。

経験者向けならココ！

すでにSEとしての実務経験がある方は、専門性やキャリアパスを重視して転職活動を進めたいところ。

そんな経験者におすすめなのが、「レバテックキャリア」や「Geekly（ギークリー）」です。

レバテックキャリアは、IT業界に特化したアドバイザーが多数在籍しており、技術スキルに応じた求人紹介が得意。年収アップや上流工程へのキャリアアップを狙う人にも強い味方となります。

一方、ギークリーはマッチングのスピードが早く、スタートアップや成長企業の求人が多い点が特徴です。経験を活かして裁量の大きな仕事に挑戦したい人に向いています。

未経験や第二新卒に強いサービス

未経験からIT業界に転職したい方や、第二新卒としてキャリアを再スタートさせたい方にとって、「若年層・未経験向けのサポートに特化したエージェント」を選ぶことが、転職成功の鍵となります。

たとえば「マイナビIT AGENT」は、IT業界未経験者や20代向けの求人を数多く取り扱っており、面接対策やキャリアアドバイスが丁寧で、初めての転職でも安心して進められる体制が整っています。特に第二新卒層の利用実績が多い点も安心材料の一つです。

また「doda」は、求人数の多さに加えて、職歴が浅い方にも対応した幅広い求人を保有しており、「未経験歓迎」「ポテンシャル採用」の案件も豊富です。履歴書や職務経歴書の添削、面接練習といった支援も充実しているため、未経験者でも自信を持って転職活動に臨めます。

このように、IT業界の中でも未経験・若手向けの支援に力を入れているサービスを選ぶことで、より現実的なキャリアチェンジが可能になります。

スカウト・スピード感重視で選ぶなら？

転職活動を効率的に進めたい方や、できるだけ早く次の職場を決めたい方にとって、「スカウト機能」や「対応の速さ」は大きなポイントになります。

その点でおすすめなのが「doda（デューダ）」と「Geekly（ギークリー）」です。

dodaは、自分のプロフィール情報を登録しておくだけで企業からのスカウトが届く仕組みが整っており、非公開求人や自分では見つけにくい求人と出会える可能性もあります。専任キャリアアドバイザーとのやり取りもスピーディーで、面談から選考への流れがスムーズです。

一方のGeeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化しており、書類選考の通過率が高い点が特徴。連絡スピードや求人提案の的確さにも定評があります。

スピード感を重視しつつ、希望にマッチした企業と出会いたいなら、これらのエージェントは非常に有効な選択肢です。

僕が実際に使ってよかった転職サービス

転職エージェントのそれぞれの特徴を紹介してきましたが、やはり実際に使ってみないとわからない部分も多いのが、エージェント選びの難しいところです。

そこでここでは、僕自身がSEから転職を考えたときに実際に使ったサービスや、その時に感じたことをリアルな体験談としてご紹介します。

「担当者との相性は？」「どんな求人に出会えた？」といった具体的な話もお伝えするので、これから利用を検討している方の参考になれば嬉しいです。

体験談：どんな求人に出会えたか？

僕自身がSEとして転職活動を進める中で、最も活用したのがリクルートエージェントでした。

紹介された求人の中には、年収アップが狙える自社開発企業や、残業少なめの受託開発会社だけでなく、未経験でもスキルを活かせるWebマーケティングに関われるポジションなど、希望に近い案件も多数含まれていました。

特に印象的だったのは、「エンジニア経験を活かせる職種」や「SEとしての強みを活かせるIT企業」など、将来のキャリアを見据えた提案をしてくれた点です。

面談を通して、僕の希望や強みを汲み取っていただき、自分では気づかなかったキャリアの選択肢を広げてくれたのが、転職エージェントを使ってよかったと感じたポイントの一つです。

その他には、マイナビエージェントにも登録をしましたが、担当者との相性が合わず、こちらからの希望や条件がうまく伝わらない感覚がありました。業務が立て込んでいたこともあり連絡のテンポややり取りも自分に合わず、担当者との関係構築の時間が取れないなと判断したので、早い段階で利用をやめました。

結果として、「誰にどのタイミングでサポートしてもらうか」は転職活動やエージェントの利用において思っていた以上に重要だと実感しました。

使ってわかったメリット・注意点

実際にリクルートエージェントを使って感じた最大のメリットは、「求人の質と数が圧倒的に多い」こと。大手ならではの非公開求人や、キャリアに合った提案力が魅力でした。

業界の動向や市場価値についてのフィードバックももらえ、自信を持って応募に進めたのは大きかったです。

一方で、注意点もあります。それは僕が経験したようにエージェントの担当者との相性が影響する点です。相性が合わないと連絡がストレスになったり、希望に沿わない提案を受けることもあるので、複数登録して比較するのがおすすめです。

ただし、マイナビエージェントの全ての担当者と相性が合わないというわけでもないですし、僕自身過去にクルートエージェントの担当者の中でも相性が合わない方もいました。

相性に関しては、登録した時のタイミングや自分の経歴などから担当が変わることもあり、自分自身が転職活動やエージェントとのやり取りに対応できる時間的な余裕などからも左右されると思います。

どのサービスの担当者の方も信念を持って、親身になって自分の転職に関する悩みに寄り添ってくれるので、利用者側はしっかりと比較検討するのが大切です。

まとめ｜迷ったらここから使い始めよう！

SEとして転職を考えるとき、どのサービスを使えばよいのか悩むのは自然なことです。ですが、まずは情報収集の一歩を踏み出すためには、エージェントの活用は欠かせません。

本記事で紹介したエージェントサービスは、それぞれに特徴や強みがあるので、自分に合ったものを見つけることで、転職活動がグッと進めやすくなります。

「まだ迷っている」
「何から始めればいいかわからない」
そんな方も、まずは1〜2社に登録してみて、話を聞いてみることから始めてみましょう

行動することで、選択肢も未来の可能性も広がっていきますよ。